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2018.11.20

今冬も要注意!インフルエンザ予防は万全ですか?【特集】


そろそろインフルエンザのシーズンが到来です。
例年11月下旬から12月上旬頃に始まり、1~3月頃まで流行することもあり、毎年この時期になるとインフルエンザによる学級閉鎖のニュースを耳にしますよね。

そもそもインフルエンザは風邪と似たような症状にもかかわらず、なぜ”恐い病気”と言われているのでしょうか。一つは、年齢や性別にかかわらず多くの人が感染してしまう、その感染力にあるようです。

今回は、このようなインフルエンザの「なぜ?」の解明から、インフルエンザから身を守るため、大切な家族や職場で蔓延させないための対策についてご紹介します。

冬の風邪症状には要注意!!

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インフルエンザの症状は、風邪の症状と共通しているところがあり、自分で判断することはとても難しいものです。そのためにも、まずは風邪との違いを知ることが大切です。

インフルエンザの代表的な症状

インフルエンザの代表的な症状は、以下の4つのような全身症状です。

ー38度以上の急な発熱
ー筋肉痛
ー関節痛
ー頭痛

「冬の流行期に急に38度以上の高熱が出た場合、多くの場合がインフルエンザであると考えられます。ただ、ウイルスの型や患者本人の抵抗力によっては、インフルエンザであっても軽い症状で済む場合もあります。最近は、『症状が軽いので風邪だと思います』といって来院した患者さんでも、検査をすると陽性だというケースが増えました。『冬の流行期に怪しい症状が出たら、直ぐ検査をする』という意識が広がったことも影響していると思います」(永井先生)

インフルエンザの感染経路

飛沫感染

「注意すべきは飛沫感染です。インフルエンザウイルスを持つ人が咳やくしゃみなどをすることでウイルスを含んだ飛沫が飛び、それを吸い込んでしまうことで感染します。ただし、咳やくしゃみが飛ぶ範囲は半径2メートル以内くらいですので、感染している人からそれ以上離れていれば、感染するリスクは低くなります。罹患者や罹患しているかもしれない人は必ずマスクを着用するようにしてください」(永井先生)

接触感染

接触感染にも注意が必要です。インフルエンザウイルスを持つ人が咳やくしゃみを覆った手で触れたつり革や、ウイルスを含んだ咳やくしゃみが直接かかったテーブルなど、ウイルスが付いてしまった身の回りにあるものを触った手で目鼻や口を触ったりすると感染の恐れがあります。

「インフルエンザの感染拡大を予防するためには、患者さんがマスクをすること、『咳エチケット』を守ることが大事です。マスクをしておらず、ハンカチも持たない時に咳が出るようであれば、手のひらではなく袖口で口を覆うなどし、ウイルスの飛散を防ぎましょう。手のひらで口を覆って咳をすることは、その手についたウイルスを広げてしまうことになるので、避けるべきです」(永井先生)

空気感染

ウイルスを含んだ飛沫は、保持する水分が蒸発することで「飛沫核」となり空気中に留まります。この飛沫核を介した感染が空気感染です。

「インフルエンザウイルスは空気感染する可能性は低いと言われていますが、ゼロではありません」(永井先生)

空気が乾燥しやすい冬の流行期は、インフルエンザウイルスであっても空気感染のリスクはあります。乾燥対策や換気など、十分な予防対策をしてください。

>>インフルエンザの対処法は?記事の続きはコチラ!

絶対にインフルエンザにかかりたくない!今すぐ出来る予防方法とは?

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インフルエンザを予防する医学的なアプローチは予防接種(ワクチン)を受けることですが、日常生活においても飛沫感染や接触感染の対策をすることが重要です。ここでは、日常的にできるインフルエンザの予防法について説明します。

① 正しい手洗いを行う

これは風邪やインフルエンザ予防における基本的な手段のひとつです。
しかし、ただ洗うだけではいけません。ポイントは「正しく洗い、きちんと乾かす」です。
ぜひ今日から実践してみてください。

参考:政府広報オンライン

参考:政府広報オンライン

② 睡眠、バランスの良い食事などの健康管理

③ 予防接種を受ける

④ 適度な湿度(50~60%)を保つ

⑤ 人込みへの外出を控える

お口やのどの殺菌も大切!

万が一ウイルスがお口やのどに入っても、身体が持つ防御機能がきちんと働いていれば、インフルエンザは発症しません。
なぜなら、お口やのどには唾液による「清浄作用」「粘膜保護作用」「抗菌作用」などの防御機能があるため。逆に、お口の中が乾燥して唾液の量が減ると、ウイルスに感染しやすくなってしまうのです。

バランスよく唾液を出すためには、唾液腺マッサージがおすすめです。

>>唾液腺マッサージの方法はコチラ!

インフルエンザになった時にやってはいけないNG行動

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体調を崩している時には、冷静な判断ができなくなり、なかでも職場では迷惑をかけることをしがちです。「私が会社に行かないと誰かに迷惑をかける!」などと、頑張りすぎることは、相手にうつしてしまうリスクもあり、逆効果です。

体の調子が悪い時ほど、自分の素が出るもの。下記を参考に、最低限の気づかいは忘れないようにしましょう。

1. せき込んでいるのにマスクをしない

「部下が、マスクをしないで、せきをゴホゴホ。大丈夫か?と言っていたら、翌日、インフルエンザで休み……。周囲からは『あのヤロー!』の総ツッコミ。結局、3人インフルエンザをうつされました」と憤るのは、電子機器メーカーの課長をしているKさん。もっとも、インフルエンザにかかることは、誰にでもあることだから仕方がない。問題なのは、せきをしているのにマスクをしないことだ。短時間でもマスクなしでせきをし続ければ、ウイルスをまきちらすことになる。

本当は具合が悪いならすぐに退社すべきだが、現実には「この仕事を仕上げなければ帰れない」ということもあるはず。そんな時は、オフィスにいる間は、マスクだけでもすべきだ。

2. 黒いマスクをする

マスクをすればいいというわけではない。

「派遣社員が黒いマスクをして来たので、注意しようとしたら、先輩の正社員が黒いマスクをして出社。何も言えなくなってしまった」と話すのは、IT企業でコールセンターのリーダーを務めるNさん。近頃、ファッションで、黒いマスクをしている若者が増えているが、黒いマスクを「不気味」と感じる人も多く、ビジネスの場にはそぐわない。

内勤の人は「お客さんには見られないからOK」と思っているかもしれないが、オフィスには誰が出入りするかわからない。黒いマスクをしている人を見た人が、「この会社は人材教育がなっていない」という悪評を流す可能性もある。少なくとも仕事中のマスクは、無難な白を選んでおきたい。

3. 受話器から口を離さずにせき込む

「先日、電話をしていたら、電話口でゴホゴホせき込まれた。受話器から口を離していないようで、うるさくて仕方なかった。普段は丁寧な感じの人だが、この一件から、意外と気をつかえない人だと思うようになった」と話すのは、出版社に勤めるNさん。電話で会話をしている最中、送話口に向かって思い切りせき込む人は、意外と多い。無意識にやっていないか気をつけよう。

また、あまり若い人にはいないが職場に響き渡るような音量で、たんを「カーッ!ペッ!」と吐き出すのも、周囲からしたら非常に不愉快だ。

>>残りの5つのNG行動とは?記事の続きはコチラ!

予防接種だけでは安心できない!「睡眠の質」も大切

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「今年は予防接種を受けたから大丈夫!」…油断は禁物です。
インフルエンザにかからないためには、身体の抵抗力をアップさせることが必須です。質の良い眠りがとれれば、抵抗力は格段にアップします。これを機に、睡眠を見直し、予防を徹底しましょう!

ぐっすり眠ると免疫力が高まる!

睡眠不足がたまると、体調をくずしやすくなります。冬にはインフルエンザにかかりやすくなるので、特に注意が必要です。動物を数週間まったく眠らせないでおくと、体中にバイ菌が増えて敗血症ですべて死んでしまいます。眠れないことで免疫力が落ちて、腸などから細菌が身体の中に入ってきてしまうからです。

細菌やウイルスに対する抵抗力は、睡眠中に強くなります。睡眠時間が減ったり睡眠の質が悪くなったりすると、身体の免疫力が落ちてインフルエンザにかかりやすくなります。

インフルエンザになると眠くなるのも、免疫の働きに関係しています。ウイルスに感染した細胞や、ウイルスを退治しようとする細胞から、「サイトカイン」という物質が出ます。このサイトカインはウイルスとの戦いに専念するために、身体を休ませようとして眠気をもよおすのです。

身体の抵抗力をアップさせる眠りとは?

日本では昔から、「寝る子は育つ」と言われてきました。身体の成育に重要な成長ホルモンは、寝ついてからの3時間に現れる深い睡眠のときに、大量に分泌されます。この成長ホルモンのシャワーを浴びて、子どもは大きく育っていきます。思春期を過ぎると成長ホルモンの量は減りますが、大人でも日中に傷ついた細胞の修復や疲労回復に、大切な役割を果たしています。

成長ホルモンは、睡眠のリズムと関係が深いホルモンです。もし、十分な睡眠時間が取れないと、夜の睡眠の前半の分泌量が減ってしまいます。そうなると、日中に傷ついた細胞のメンテナンスがうまくいかず、ウイルスが身体に入りやすくなったり、インフルエンザが治りにくくなったりします。

十分な量の成長ホルモンを分泌させるためには、深い睡眠をしっかりとることがとても大事です。

>>睡眠中に絶対やってはいけないこと&抵抗力をアップさせる眠りとは?記事の続きはコチラ!

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インフルエンザを自分で見分けることはとても難しいものですが、そもそも病気にかからないことがベストです!だからこそ、今すぐにでも出来ることを見つけて取り組みましょう!また、自身を守るためだけでなく感染の拡大を防ぐためにも、流行期には特に、体調が悪いと思ったら早めに病院に行くようにしましょうね。

提供元:getty ID: 93911057

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