2018.01.18
もっと気軽に「田舎暮らし」。気になる家賃は?仕事は?...完全移住以外の選択肢も
便利な都会の生活もいいけれど、少し疲れた。子どもたちには少し窮屈そう…そう感じて「田舎の暮らし」に憧れたことはありませんか?
野山や田畑の広がるのびのびとした環境で、作物をお裾分けし合うご近所付き合い。子どもたちは野山を思う存分走り回り、自然の中で心身ともに成長していく。なんてイメージしてみたり…。
実際に移住してみれば、自然の中でのびのび子どもを育てられるだけでなく、地域全体で子どもを見守ってくれるような温かさを感じられるかもしれません。
とはいえ仕事や教育面を考えると、都心部を離れるのはそう簡単な選択でないのも事実。
ところが最近では、多様な働き方や完全移住をしない暮らし方など、田舎暮らし選択の幅が広がっているようです。
そんな「田舎暮らしの現状」について、地方と都市をつなぐ耳より情報を配信する「ココロココ」編集部にお話を伺いました。
家賃は?仕事は?田舎暮らしの「お金」を知ろう
生活コストは?
まず気になるのは「お金」のこと。田舎暮らしの生活コストはどのようなものでしょうか。
給与は「都心部で働いていた額と比べると半減した」という声も多く聞きます。ただ、広い一軒家を2~3万円で借りられるなど家賃を抑えられるので、生活コストも大幅に下がります。
野菜を自分で育てたり、ご近所からお裾分けを貰ったりすると、食費があまりかからないなんてことも。
また、近場に飲食店やレジャー施設が少ない場合は、「お金を遣わない」ことにもつながるようです。
その一方、移動にマイカーは必須で、毎月のガゾリン代は想像以上。地方ならではの出費もあることも理解しておきましょう。
仕事は?
そして「田舎は仕事がない」と思われがちですが、ハローワークで探せる仕事以外に、地域の人しか知り得ない求人情報もあります。
移住者は、農家と兼業で飲食店を起業したり、ライターやカメラマンとしてフリーランスで活動したり、民宿経営に加えて除雪などの季節の仕事をしたり、仕事を組み合わせて生計を立てているようです。
また、総務省による「地域おこし協力隊」という制度を利用して地方に移住するという選択肢もあります。
活動内容や条件、待遇は地域によって異なりますが、1~3年の期間で、給料は平均月16万円、年収200万円くらいが目安です。副業が許されている地域もあるので、協力隊として活動をしながら、協力隊期間終了後も地域に暮らし続けるための仕事づくりをすることができます。
田舎暮らしの選択肢が広がっている
そうはいっても、田舎への完全移住はハードルが高い!という方もいるでしょう。
最近では、「週末移住」や「期間限定移住」をする子育てファミリーも増えてきています。
2つの田舎暮らしの例を紹介します。
週末移住をするAさん一家
週末だけ房総半島で過ごす日々。子どもが大の虫好きなのに、東京の公園には図鑑の虫がいない。もっと子どもの興味関心を深めたいと、2拠点居住を決意。
いいとこ取りの環境に満足しているそうです。
期間限定の田舎暮らしを実行したBさん一家
Bさん一家は、子どもが生まれる前に移住。
しばらくは自然の中でのびのびと暮らし、子どもが小学校高学年になる頃、塾通いを考えて都心部へ戻りました。
子育て環境を考えた、期間限定の田舎暮らしです。
地方自治体からしても、もちろん完全移住が理想ですが、中には「永住、完全移住が難しくても、若い人が来て地域が活性化されれば嬉しい」という声もあります。選択肢の1つとして限定的な移住もアリと考えておきましょう。
実際に移住してみたくなったら?
もし、実際に田舎暮らしを考えるなら、まずは地域の移住イベントに足を運ぶことをおすすめします。
認定NPO法人 ふるさと回帰支援センターでは、住みたい地域と交流を深めたい方々をサポートしています。
全国約850地域と連携して地域情報の提供や移住相談会、セミナーなども開催。「田舎暮らし体験ツアー」や「お試し体験移住」も実施しており、無料もしくは格安で1泊~年単位での体験移住をすることができます。
認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター ※外部サイトに遷移します
子育て世代の方や、ちょっと田舎暮らしに憧れをもっていた方、今までよりも少し気軽に「田舎暮らし」を考えてみてはいかがでしょうか。
記事監修:ココロココ編集部
「地方と都市をつなぐ・つたえる」をコンセプトに、移住や交流のきっかけとなるコミュニティや体験、さらに移住経験者の活躍などを紹介するWEBサイト。自身も田舎と都会の2拠点居住を実践する奈良織恵編集長を中心とする編集部、全国各地のライター陣で、移住に役立つ様々な情報を発信している。移住・交流を考えるイベントも定期的に開催している。
ココロココ ※外部サイトに遷移します
「 子どもの教育費を考えると、毎月の保険料の負担を軽くしたい。どう考えたらいいの?」 そんなお悩みをお持ちではないですか?
ほけんの悩みをポンポン解決!
提供元:866898784