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2018.03.27

純金積立ってちょっとよさそう?!


資産をただ貯金しておくだけでは物足りない・・・と思ったときまず思いつくのは「投資」ですが、「投資」と聞くとリスクが高そうだし、そもそもどんな投資をしたらいいのかわからないという人も多いのではないのでしょうか。

そんな人におすすめしたい有効な方法のひとつが、安全資産である“金”への投資です。

金への投資は聞いたことがあるけれど、実際のところいいのかどうのか分からない。

そんな人のために、ここでは“金”投資の中でももっとも手軽にはじめることができる「純金積立」について解説していきます。

純金積立ってどんなもの?

そもそも金は、かつては世界でも金本位制として金を元に通貨を作っていた歴史があることから分かる通り、他の株式や通貨などと違って金そのものに価値があります。

株式や通貨は、それを発行する機関に何らかの事態が起これば価値が急激に落ちてしまいますが、金はそれ自体に価値がある(分かりやすく言えば工業製品やジュエリーなどの使い道がある)ため、価値がゼロになることはありません。

仮に世界的な不況や戦争などの有事が起きたとしても、その影響を受けにくい“現物資産”となるので、「守りの資産」と言えるでしょう。

そんな金に対する投資でもっともシンプルな方法は、金そのものをお店で購入すること。ですが、まとまった価値の金を購入するのには高額なお金がかかりますし、高価な金を自分で保有すると管理のリスクも伴います。

その他に金に投資する手段として、金ETF(上場投資信託)や純金積立があります。とくに純金積立はもっとも手軽にはじめられる投資方法です。

最低1,000円からでも投資可能

純金積立とは、設定した金額分の金地金を買い付けていく方法です。

基本的に最低積立価格が1,000円〜3,000円程度に設定されており、1,000円単位で積立額を設定することができるので、まとまったお金がなくてもはじめることができます。

また、貴金属商や鉱山会社、証券会社や銀行で申し込みができ、積み立てた金はいつでも売却・現金化することができます。

自分で管理する必要がない

管理費が必要ないということも手軽さのひとつです。

仮に金の現物を購入した場合、常に盗難のリスクが付きまとい、場合によっては管理のための費用が掛かりますが、純金積み立てなら申し込みをした証券会社や貴金属商などに金を預ける形になるので、自分で保管管理する必要がありません。

“金”ならではの楽しみ方も

積み立てた金は、売却して現金化するだけでなく、ジュエリーや金貨に交換することもできます。

つまり、積み立てた金を贈り物や自分のためのアクセサリーなどに交換することもできるのです。

「ドルコスト平均法」の恩恵を受けられる

「ドルコスト平均法」の恩恵を受けられる点もメリットです。これは一言でいえば定額購入による恩恵のことです。

純金積立は、毎月決まった金額を積み立てて金を購入します。

そうすることで、金額が高い時には少なく買い、金額が安い時には多く買うという、自動的にリスクを避ける買い方ができるのです。

短期的に利益を狙う投資方法には向きませんが、金のように「守りの資産」として運用する商品にとってはうってつけの運用方法と言えるでしょう。

純金積立の注意点もおさえておこう!

一方で純金積立をする際には注意点もあります。

まず一つ目に、基本的に配当金や利子がないことが挙げられます。株などと違い、純金積立は運用する商品ではありません。

そのため、配当金や利子などの利益は入りません。

金価格が変動するリスクがある

もう一つは、金価格が変動するリスクがあるということです。金は株と異なり大きな変動はしにくいですが、それでも変動のリスクは付きまといます。

また、価格の変動は為替レートの影響を受けます。金はドル建てで国際取引されているため、ドルが変動すると少なからずその影響を受けることになります。

さらに、純金積立は長期投資が前提となるため、場合によっては損失が大きくなることもあります。

純金積立は急激な市場変動に備えるための資産という位置付けで投資されることが多いので、必然的に長期投資になります。

そのため、当初投資した時に比べて価値が下がり結果として損失が大きくなることがあります。

資産の1割程度を保有するのがセオリーと言えるでしょう。

デメリットは手数料が高い

最後に、デメリットとしては手数料が高いことが挙げられます。多くの純金積立は、金の購入時に購入手数料がかかります。

またそれ以外に1,000~3,000円程度の年会費がかかることも多いです。

純金積立をする際には、そのことも頭に入れておいた方がいいでしょう。

純金積立に向いている人は?

では、純金積立に向いている人は、どのような人なのでしょうか。

投資初心者にはおすすめ

まず挙げられるのが投資初心者です。毎月1,000円など少額から始められる純金積立は、株式投資やFXと比較すればリスクが低いため、初心者でもはじめやすいと言えます。

また、急激な価格変動も起こりにくいので、初心者にとってはそれもありがたい点です。

分散投資が目的の人にも

もう一つは分散投資でリスクを少なくしたい人です。

株式や投資信託などに投資する場合、日本株のみ、外国株のみなど一つの資産だけで運用していると、市場が下落したとき大きなダメージを受けることがあります。

ですから、株式と債券、海外と国内など、分散投資をすることも大切です。

その中に10%程度の純金積み立てを組み入れることでリスクヘッジをする方法も、賢い投資のやり方と言えます。

“金”も投資の選択のひとつに

投資と言えば株式やFXというイメージが強いかと思いますが、金も主要な投資先のひとつです。

純金積立ならではのメリットとデメリットを活用して、投資の一部に組み入れてみましょう。

監修者プロフィール:酒井富士子(さかいふじこ)

経済ジャーナリスト。(株)回遊舎代表取締役。 日経ホーム出版社(現日経BP社)入社後、「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長を歴任。その後リクルートに入社。「あるじゃん」「赤すぐ」(赤ちゃんのためにすぐ使う本)副編集長を経て、2003年から経済ジャーナリストとして金融を中心に活動。近著に「60代の得する『働き方』ガイド」(近代セールス社)などがある。

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